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『食の安全』

 昨年は食品の産地や消費期限の偽装問題が表面化し、食に対する安全が大きく取り上げ
られましたね。スーパーなどで買い物する際、食品表示を信じざるを得ないのに、それが偽装
されていては、手も足も出ません。産地の農家と直接契約するなどして購入するしかないので
しょうか。
 最近はインターネットの普及により、全国各地から様々なものを取り寄せることができるよう
になりました。季節毎に旬のものを食べる。そんな昔の暮らしを取り戻すことが安全なものを
食べることにつながるのかもしれません。
 幸い、私の住んでいるのはまわりを田畑に囲まれた田舎。近くにある農家のおばちゃん直営のお店には、旬の野菜が並んでいます・・・と言うか、旬の野菜しか並んでいません。冬野菜の大根や白菜は春や夏には売っていないし、春〜夏野菜のキャベツやトマトは冬には売っていません。ハウス栽培や野菜の輸入が当たり前になった現代では、スーパーに行けば、どんな食材も手に入ります。でも本来は、その時々旬の食材でやりくりする。それが当たり前の姿ですね。
 最近は田舎暮らしを始めて、自分の畑で野菜を作る人も増えてきたようですし、都会に暮らしていても市民貸し農園の募集があると、すぐに定員に達してしまうほどの人気です。そこまで大がかりでなくても、ベランダでプランター栽培もできますから、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。「それも大変だなぁ」と思われる時は、インターネットでお取り寄せするか、ドライブに出かけた時に道の駅に立ち寄るのをオススメします。道の駅の多くは地元で採れた旬の野菜や他の食材を販売しています。海の近くであれば、新鮮な魚介類、山や高原の近くであれば、野菜やお米。旬なものの宝庫です。お気に入りの道の駅を見つけて、季節が変わるたびに訪れれば、四季を通して美味しい食卓を楽しめるでしょう。
木の乾燥について

 ご存じの通り、植物は根から水を吸い上げ、養分を補給しています。家具の材料
となる樹木も同じです。切り倒されたばかりの樹木は、大量の水分を含んでいて、
そのままで家具を作ることはできません。乾燥していくと、反ったり割れたりする
からです。 そこで、乾燥という作業が必要になります。
 みなさん、材木を扱う港で、丸太が浮かんでいるのをご覧になったことはありま
せんか? 実はあれも乾燥作業のひとつなんです。「水に浸かっているのに乾燥??」
と疑問を持たれる方も多いと思います。水に浸けることで一体何が起きるのでしょう
か? 実は水に浸けると、丸太内部の樹脂などと水が入れ替わり、水が移動しやす
くなるのです。水が移動しやすくなれば、木に無理な力がかかって割れることも少なくなり、最終的な乾燥もスムーズに行うことができるのです。『乾燥させるために水に浸ける』・・・何となく違和感ありますよね。
 さてここからが一般的に知られている乾燥作業。それには天然乾燥と人工乾燥の2つがあります。天然乾燥はその名の通り天然の力、太陽、風の力を借りて乾燥させます。洗濯物を乾かすのと同じ原理です。ただ、厚みのある材木を乾かすのには何年もかかることもありますが・・・。そしてもう一つの人工乾燥、こちらは巨大な乾燥機に材木を入れ、熱を加えたり、電子レンジのように高周波をあてて乾燥させます。
 こうして乾燥した材木を使って、やっと家具製作に入るわけです。ただ、家具となった後も、湿度や温度の影響は受け続けるため、それに対応できるように作ることが家具作りの難しさとなっています。みなさんも、梅雨の時期に引き出しが開きにくくなった経験ありますよね。木の家具は、それがあるだけで癒されますが、温度や湿度に気を遣うちょっと厄介な家具でもあるのです。
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オリンピック・パラリンピック・デフリンピック

 今年2008年は北京オリンピックですね。中国で建設ラッシュだとか、マナーの
悪さを何とかしようと対策が取られているとか、ハンドボールのアジア予選が再
試合となるなど、毎日のように話題になっています。
そんな中、オリンピック直後に行われる身体障害者の大会『パラリンピック』も、
ここ数大会はメダルラッシュということもあって、大きく取り上げられるようになり
ました。
 その一方、パラリンピックとは別に、聴覚障害者のスポーツ大会『デフリンピック
』が開催されているのをご存じですか? パラリンピックのようにオリンピック直後
に開催されれば、注目度も高く、知名度も上がっていくのでしょうが、その歴史がパラリンピックよりも古く、別の時期に開催されているため、日本での知名度はまだまだです。
私の手伝っているバレーボールチームにも日本代表選手がおり、前回のオーストラリア大会は銀メダル、前々回のイタリア大会は金メダルを獲得しています。そのことを知っている人はどのくらいいるのでしょうか? かく言う私も昨年知ったばかり、少しでも知名度アップと練習のお手伝いができればいいなと思っています。
 次回は2009年台湾・台北大会です。 http://www.2009deaflympics.org/

 また、知名度の低さから出場選手の派遣資金を集めることも大変なようで、写真のようなTシャツを1,500円で販売し、売り上げの一部を遠征費に充てています。一枚いかがですか? ご希望の方は家具工房GAKUへご連絡ください。
冬もやってみよう『うちエコ!』

 地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)の排出を減らそうと、オフィスでの暖房温度を少し下げるための取り組み『ウォームビズ』。夏の『クールビズ』と並んで最近は取り上げられるようになってきました。そして家の中でもできる温暖化対策として始まったのが『うちエコ!』です。
 この冬のテーマは『みんなで集まれば、うちエコ!』。家族団らん、友達との鍋パーティなど、みんなで集まる時にできる地球温暖化対策です。ちょっとした心がけの積み重ねが地球環境を守ることにつながります。
 1.集まる時には、自動車で移動するより、電車やバスを使ったり、自転車や歩きで集まろう!
 2.買出しの際には、マイバッグを使おう!
 3.手袋、マフラー、上着を持ちあるこう!
  室内が寒いときも上着を着て暖房の設定温度は20℃に!
 4.マイ箸やマイカップを持っていこう!
 5.野菜の下ごしらえに電子レンジを利用したり、ガスコンロの炎をなべ底からはみ出さない
  ように調節するなど、エコクッキングに挑戦してみよう。
 6.みんなで集まったときは、電気を消し、キャンドルの灯りでロマンチックな演出も?!
木のある暮らし
スローライフ通信 2007冬
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 去年の寒い冬に比べて、今冬は暖かいですね。ただ、ノロウイルスが猛威を振るっていることが、インフルエンザと合わせて気になります。私は先月ひいた風邪が長引き、辛い思いをしましたが、みなさんは大丈夫ですか?
 暖冬とは言え、最近は朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、仕事場では薪ストーブが活躍しています。春までの数ヶ月間、はやりのウォームビズ下着とともに私の強い味方です。寒さに負けず、暖かくして冬を乗り切りましょう。そうすれば、必ず春がやってきます。
  ”木のある暮らしスローライフ通信 2007冬”号も、みなさまの暮らしを応援するスローな情報をお届けします。