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その車、本当に必要?

 昨年のガソリン高騰に伴って、車を手放す人が増えたそうです。中でも若者の車離れ
は著しいらしく、確かに街に暮らしていれば、電車でどこへでも行けるし、必要な時だけ
レンタカーを借りることで済むわけですから、車を所有しておく必要はありません。駐車
場代・燃料費・維持費・税金・・・車を所有すると、様々な出費がついてきます。それを考
えると、車離れも納得できますね。街は渋滞も多いですし。
 これが田舎暮らしだと、そういうわけにはいきません。どこへ出かけるにも車、電車に
乗ろうと思えば、駅まで車で20分なんていうことも当たり前ですから。(笑)
 そこで今回は、車の環境問題について考えてみましょう。
 一番環境に優しいのは、もちろん車に乗らないこと。公共交通機関を使って移動できるのであれば、それが一番です。しかし、車がどうしても必要な人、乗らざるを得ない人もいるでしょう。そんな時に考えるのが、燃費のいい車や環境に優しい車だと思います。
 最近のトレンドと言えば、ハイブリッドカーでしょうか。Hondaが発売したハイブリッドカーは200万円を切ったことで話題となり、予約も好調のようです。
 日本では『環境に優しい車』=『ハイブリッドカー』ですが、ヨーロッパでは『環境に優しい車』=『ディーゼル車』であることをご存じですか? かつて黒煙を吐きながら走っていたディーゼル車ですが、今は技術的に問題がクリアされ、ガソリン車並にクリーンになっています。ヨーロッパの中には、新車販売の40%がディーゼル車という国もあるそうです。しかし、昔の悪いイメージがあるためか、日本ではディーゼルの乗用車は現在全く販売されていません。(トラックは販売されています。)
 今後は燃料電池車、電気自動車など、環境に配慮した車が主役になる日も近いでしょう。コンビニエンスストアのローソンが、店舗を巡回する営業車の1割を電気自動車とし、店舗に充電設備を設ける実験も始めるそうです。コンビニで充電できるようになれば、電気自動車も一気に普及するかもしれませんね。なんか夢のような話です。
家具の季節はあるのかな?

 家具を買ったり、注文したりするのに季節は関係あるでしょうか? 家具製作を仕事にし
ていると、こういう質問を受けることがよくあります。これまでの経験では、真夏・真冬と
いった極端な気候の時には、相談に来られる方も少ないように思います。
 家具の購入を考えるきっかけは様々ですが、結婚・転居・新築といったものが多く、そ
れに適した季節『春』が家具の季節と言えるかもしれません。春は入学のシーズンでも
あるので、お子さんの学習机をご注文いただくこともありますし。
 ただ、オーダーの場合は製作に時間もかかりますし、私たちのような個人工房ではご注文いただいた順番に製作する都合上、より一層時間がかかってしまうのも事実。相談いただいた時点で「お客様がほしい時期に間に合わない」なんてことも何度かありました。それを経験するたびに「まだまだお客様へアピールが足りないなぁ〜」と、私たちのような個人工房の認知度が低いことを感じます。家具のオーダーそのものも「オーダーできること自体が知られてない」「どこへ頼んでいいのかわからない」といった状況があるので、どうやって知ってもらうかは、今もなお課題となっています。
 一人でも多くのお客様と出会い、年間を通じて、ご相談いただける状況づくりが必要と考えています。
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美味しい食べ物を求めて!

 昨年、中国産の冷凍ギョーザ事件によって、「中国産は不安」という風潮が一気に広ま
り、国産の食品にこだわる消費者が増えましたね。しかし、不況による減収などもあって、
今は産地にこだわらず、スーパーでは1円でも安い食品を求める消費者が増えているそう
です。中国産に対する不安が完全に解消したわけではないと思いますが、ギョーザ事件
を機に品質管理の徹底が図られているだろうと思いつつ、購入されているのでしょう。国
産についても、産地偽装事件がたくさん起きていますから、産地表示は参考程度に、自
分の目で確かめたものを買うという傾向が強いのかもしれません。
 私の暮らすような田舎では、農家の方が軒先で直接販売したり、農協が販売所を開設
したりしています。そこには形が不揃いな野菜、元々集荷の予定がない少量生産の果物
など、新鮮で格安の食品が売られていて、週末ともなれば、近隣の都会から多くのお客様が来られ、カゴ一杯に買って帰られるようです。
 田舎には知られざる名店もあったりします。水にこだわった豆腐屋さん、牧場直営の肉屋さん、等々。たまの休日、みなさんも田舎に出かけてみませんか? 美味しいものとの出会いが待っているかもしれませんよ。
杉は、悩みの種? それとも・・・

 今年は杉花粉の飛散が早く始まり、しかも大量に飛散すると予測されています。花粉
症の方はもう対策お済みでしょうか? この季節、嫌われがちな杉ですが、日本では古く
から馴染み深い、みんなの役に立ってきた木であることも事実です。
 木造住宅の建材として使われていることはもちろん、酒樽・桶・マス・米びつ・割り箸な
ど、その用途は広く、身近に杉で作ったものの一つや二つは必ずありますよね。
一番有名なのは北山杉、でもちょっと高価なので、なかなかお目にかかることはないか
もしれません。
 みなさん、杉でできた製品や杉板を一度は手にしてみたことありますよね。結構軽い
はずです。
杉は木の中では比較的軽い部類の材です。軽いということはどういうことでしょうか? 違う種類で同じサイズの板を比べてみて「軽い」ということは、「それだけ空気をたくさん含んでいる」ということになります。では「空気をたくさん含んでいる」ことには、どんなメリットがあるでしょうか? まだ寒いこの季節、裸足で踏むと答えがわかります。実は暖かいのです。重ね着すると空気の層ができて暖かかったり、羽毛布団が暖かかったりするのと同じ原理です。
 それにもう一つ、杉のもたらす効果として、身近で馴染み深い材であることから、その香りは人を癒してくれます。杉板で囲まれた部屋は居心地が良かったり、杉のマスで飲む日本酒が一層美味しく感じられたり。
 花粉に悩まされ、嫌われ者の杉ですが、ちょっとだけ見直してみませんか?
木のある暮らし
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 春が近づいてきています。冬号のお届けがすっかり遅くなってしまいました。インフルエンザの流行もようやく落ち着いてきたようですが、みなさんは大丈夫でしたか? 私はA型に感染し、1週間程おとなしくしておりました。
 今年の冬は暖冬で、雪も少なかったように思います・・・と毎年書いているのは、やはり地球温暖化の影響ですね。一人一人ができる温暖化対策は微々たるものかもしれませんが、「塵も積もれば山となる」、一人一人の心がけがやはり大切なんだと思います。みんなでちょっと考えてみませんか?
  ”木のある暮らしスローライフ通信 2008冬”号も、みなさまの暮らしを応援するスローな情報をお届けします。