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あなたは見せる派? それとも隠す派?

 たんすやキャビネットを箱物家具と言うのですが、箱物家具を注文されるお客様は『見せ
る派』と『隠す派』に分かれます。つまり、中にあるものを外から見えるようにガラスを多用
する場合と、中にしまうものが見えないように木の扉をつける場合の2つです。もちろん、置く
場所や用途によって、どちらを選ぶか決まってしまうような場合もあります。例えば、一般的
に下駄箱は中が見えませんし、逆に食器棚は中が見えるものが大半です。しかし、必ず
例外はあるもので、ディスプレイの一部として中身を見せる収納を希望されるお客様もいらっ
しゃれば、何も外には出さず、中身も見せない収納で、スッキリした空間を望まれるお客様
もいらっしゃいます。そんなお客様それぞれの思いを形にするためにも『家具のオーダー』が存在しているのでしょう。
『フェアトレード』って何?

 昨年の中国餃子事件に始まり、乳製品へのメラミン混入事件など、食に関する数々の事件
が起きています。日本では「安い!」ということが重視され、結果的に農薬や化学肥料の乱用
で環境を破壊してしまったり、低賃金での労働を余儀なくされる労働者が見逃されてしまったり
・・・。
 そんな状況を打ち破り、改善していくのが『フェアトレード(=公正取引)』です。立場の弱い発展
途上国の生産物や商品が安い価格で買い取られることを防ぎ、適正価格で取引することで、
環境にやさしい農作物づくり・商品づくりを促し、途上国の生産者・労働者の生活を改善し、
技術向上や自立にもつながるものです。そして、貧困から来る若年層の就労もふせぐことが
できます。
 『フェアトレード』の日本における認知度はまだまだ。2004年の調査では、フェアトレード先進国のスイスでは、年間売上額192億円に対し、日本は3.5億円。国民一人あたりの売上額は、スイスが2,949円なのに対し、日本はたったの2.9円です。あまりにも少ないと思いませんか。
 中国産食品の安全性を気にして、国産に切り替える人が増えています。しかし、最近では国産も産地偽装や賞味期限改ざんなどの事件も発生していますね。ここはひとつ、フェアトレード商品にも着目してみてはいかがでしょう。フェアトレード商品には、国際フェアトレード機構(International Fair Trade Organization)や国際フェアトレード組織連合(International Federation for Alternative Trade)の認定を受け、認定マークが表示されているものもありますが、それにもコストがかかるため、小さな組織から提供される商品には、認定マークのないもの もあります。信頼できるお店やNPO法人を探し、購入することが大切です。
 フェアトレード商品には、コーヒー・ワインやバナナなどの食品、タオルやTシャツのような綿製品、サッカーボールなど、様々な商品があるので、探してみて下さい。
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家具工房GAKUは、デフリンピックを応援しています!!

 スローライフ通信2007冬号でも紹介しましたが、聴覚障害者のオリンピック『デフリンピック』をご存じでしょうか?
 今年、北京オリンピックに続いてパラリンピックも開催されましたから、「パラリンピックじゃないの?」と思われる方もたくさんいらっしゃると思いますが、実はパラリンピックには聴覚障害者は参加していません。パラリンピックよりも歴史的に古い『デフリンピック』が、パラリンピックと統合されることなく、別の世界大会として開催されているのです。
 パラリンピックのようにオリンピック直後の開催なら、知名度もアップしていくのでしょう
が、残念ながら日本での知名度はまだまだ。私の手伝っている聴覚障害者のバレー
ボールチームにも日本代表選手がおり、前回のオーストラリア大会は銀メダル、前々回
のイタリア大会は金メダルを獲得しています。そんなこともあり、家具工房GAKUは、デフ
リンピックを応援しています。次回は来年9月、台湾・台北大会です。
 日本選手団は、来年に向けて既に始動しています。合宿を行ったり、遠征したり。ただ、
知名度の低さから資金を集めることも大変なようで、バレーボール日本代表では、Tシャツ
を2,000円で販売し、売り上げの一部を遠征費に充てています。みなさんも応援していた
だけませんか? デザインは2種類、色はそれぞれ白・黒・青・赤・緑・黄の6色から、サイズは130・M(women)・L(women)・M・L・XL・XXLの7サイズから選べます。詳しくは、日本ろうあバレーボール協会のホームページをご覧下さい。
 日本ろうあバレーボール協会 http://jdva.sakura.ne.jp/jdva/
 デフリンピック台北大会    http://www.2009deaflympics.org/
木も香る、イチョウ

 イチョウと言えば、その実は銀杏。誰もが一度は嗅いだことのある特有の香りを持つ木の実です。
木材としてのイチョウは、まな板に加工されて販売されていることが多いですよね。木自体に油分があるため、水に強く、水はけが良く、においも残らない。また、適度な柔らかさがあって、刃当たりがよく、包丁が傷まないのです。だから、プロの料理人も愛用。和食屋や寿司屋などに行くと、板前さんの前に大きなイチョウのまな板が鎮座してますよね。
 しかし、その加工時には・・・
 実はイチョウの板を削ると、銀杏の実と同じような香りがします。作業場の中でひた
すら削り続けると、あの香りと言うか臭いが充満して、大変なことになります。まな板
は主に専門メーカーで作っているようですが、その工場内はきっとスゴイ臭いだと思い
ます。そうして生まれてくるイチョウのまな板、みなさんも一度使ってみてはいかがで
しょう。その使い心地に、きっとやめられなくなりますよ。
木のある暮らし
スローライフ通信 2008秋
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〒669-2413 兵庫県篠山市畑市249-1
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 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、皆さんはどんな秋を楽しんでいますか? 私の住む篠山は、新米や黒豆の枝豆、栗、柿、etc.・・・まさに『味覚の秋』を迎えています。
 最近では、ハウス栽培や輸入などによって、どんな食べ物でも季節に関係なく、口にすることができますが、旬のものを味わうのが一番! みなさんも秋の味覚に舌鼓を打ってはいかがでしょうか? くれぐれも食べ過ぎにはご用心ください。もし食べ過ぎてしまったら、『スポーツの秋』も満喫しましょう。
  ”木のある暮らしスローライフ通信 2008秋”号も、みなさまの暮らしを応援するスローな情報をお届けします。